
古来、人々は繊維でつくられたものに祈りを込めてきました。何故このような文化が生まれ受け継がれているのでしょうか。「注連縄」「御幣」「四十八茶百鼠」をキーワードとし繊維と人と祈りのかたちについて考察し制作を行いました。知識として広く知られていることを、古人と同じように、あるいは現代だからできる方法で実制作し、伝統的な表現のその先の可能性を探求しました。
2021年11月1日 – 3日
LIGHT BOX GALLERY AOYAMA
〒107-0062 東京都港区南青山5-15-9
織 - 布をつくるための織技法は、古代から現代まで変わることなく受け継がれています。弥生時代には今と変わらぬ原理の織機が存在していたと思われます。長い歴史の中で様々な表現が工夫されてきましたが、経糸と緯糸の組み合わせは無数にあり […]
注連縄 - 歳神を迎えるかたち。 元来、結界として聖域を仕切る縄のことを注連縄というのですが、願いを具体的に表すようになり、飾りとして多種のかたちが伝承されています。 植物繊維を成長方向に揃え縄を綯うと、綯い初めは太く段々と細くなり […]
御幣 - 守り祓うかたち。 紙=神であるという考え方から派生した文化のひとつです。 神棚に祀られる本幣ほんぬさ、参詣の氏子に授与する祈願用の小幣こぬさは、現代の生活の中でも目にするかたちですが調べていくうちに想像以上の種類があるこ […]
結ぶ - 「糸」に「吉」と書いて結ぶ。 「吉」とは祝詞を入れる器の上に鉞の刃を置き、祈りの効果を守る様子を表します。 「糸」を添えることで、その状態を継続させることを願います。 日本文化は結びの文化といっても過言でありません。 そ […]
四十八茶百鼠 - 茶色とグレーで日常を彩ったことを伝える言葉。 江戸時代に幕府が奢侈禁止令しゃしきんしれいを発布し、庶民に着用が許された色は「茶」「鼠」「藍」だけとなったのですが、制限のある中で豊かな色彩文化を発展させました。 日本人の色 […]