折形には多種の胡麻塩包があります。不思議に思い昔の食文化を調べてみました。「胡」は月が古くなることから西を表し「胡」がつく言葉は西から伝来したものであることを表します。胡麻は実が小さく熟すと弾け飛んでしまうため収穫することが難しい作物です。植物の伝来や栽培方法を知り胡麻が貴重なものであったことがわかりました。

胡麻と塩。修行僧など精進料理の献立としても必須の食材です。米に最低限の何か加えるとしたら胡麻と塩になるのでしょう。「ごまかす」という言葉がありますが胡麻を加えるという意味で使われていたことがあり、栄養や風味を補うものであったと推測します。

参考文献
・荒木真喜雄 『日本の折形集』淡交社 1995年
・荒木真喜雄『復刻 伊勢貞丈「包結記」』淡交社  2007年