慶事と弔事を対極にあるものとするのは、比較的現代の考え方ではないでしょうか。命の終わりがどのようなものであっても、その命をまっとうしたことを祝うのが古の思想です。しかし弔事を祝うことは不謹慎と感じるのが現代の感覚のため、弔事用の包みを考えたのでしょう。

折形は手順を重んじる文化です。慶事と弔事では同じような形であっても手順を全て逆に行います。折る行為で贈る目的を改めて意識することになります。

参考文献
・荒木真喜雄 『日本の折形集』淡交社 1995年
・荒木真喜雄『復刻 伊勢貞丈「包結記」』淡交社  2007年